残雪の白根山を登る
2004年5月19日

日光市内から白根山の山容を望むには、国道で中禅寺湖まで行けなければならないほど、市内にありながら、普段その存在を意識することがありません。
しかし、一度でも登ってみると、変化に富んだコースと、頂上からの景色の素晴らしさの虜になってしまうほど、魅力に有り余るのが白根山。
白根山に登るには今回で4回目(初回は途中断念)。ぜひとも雪のあるうちに登ってみたいという強い衝動が、決行は5月と決めました。
雪道を歩くので、ルートは過去2回経験済みの菅沼からにしました。それでも往路、帰路それぞれ道に迷うという、雪道ならではおまけが付きましたが、GPSのおかげで遭難は免れました(笑)。
それにしても、他に登山者はなく、白根山を独り占めという、最高の贅沢を味わえた記念すべき一日でした。
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白根山は、日光連山に阻まれていて、市内から白根山を望むポイントは限られています。ここは国道120号線の中禅寺湖湖畔。5:50
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菅沼登山口に到着。20台分の駐車スペースがあるので、ここを起点に白根山を目指す登山者は多いようです。6:15
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天然記念物のカモシカに出会いました。朝食の時間をじゃましてしまったのか、この後一目散に林の中へ消えていきました。
写真をクリックすると拡大します。
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登山道へのアプローチはこのような平坦な道。奥に見える林に入ると急傾斜に変貌します。
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スタートから800メートルほど歩くと、いよいよ山岳ルートに入ります。
日の当たらない樹林帯のため、ここからは積雪50センチほどの雪道を歩くことになります。7:03
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雪はますます深くなりますが、雪質は緩んでいるため、登りはアイゼンを着けなくても滑ることはありません。7:42
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標高2040メートル。雪道は相変わらず続きますが、じつはここで道に迷い、GPSを頼りに脱出するのに30分のロスタイムとなりました。
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標高2200メートル、弥陀ヶ池手前200メートル付近。この登りをクリアすると弥陀ヶ池に出ます。
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標高2254メートルにある弥陀ヶ池。白根山の噴火によってできたといわれています。南に白根山を望み、じつに静かなたたずまいを見せています。
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私の本日の出で立ちは、長袖の中間着の上にアノラック。雪道を歩きやすいようにポールを2本。この他に、軽アイゼンとピッケルを持参しました。
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弥陀ヶ池を西へ向かうと、七色平と白根山への分岐があるので、ここを南に折れ白根山を目指します。
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標高2290メートルの登り口。ここからほぼ直線上に登るわけですが、水平距離600メートルにたいして、標高差は290メートル。厳しい登りです。
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標高2360メートル。傾斜はますますきつくなりますが、山頂はすぐ目の前に見えますので、挑戦意欲が湧きます。
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大噴火によって出来たといわれる山頂は、3つの峰からなり、じつに複雑な山容を示しています。一般にいわれる山頂とは姿形がずいぶん違います。
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10時24分、歩き始めて3時間半。ついに山頂に到達しました。髪の毛が総立つほどのすさまじい風に、立っているのが辛いほど。
この日の山頂は私が独り占め。とても贅沢な気分です。
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  天候はあいにく曇りでしたが、視界はそれほど悪くなく、南東の方角には男体山(左の写真)、
  北西の方角には遠く燧ヶ岳が見えます(中央の写真)。 眼下には、これから訪れる五色沼の
  水面の青さがが輝いて見えます(右の写真)。この景色を私が独り占めしている感動、わかりますか?
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私以外に誰もなく、悽愴感を漂わせる五色沼。いつ、何度訪れても気持ちが落ち着きます。
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五色沼を後に、弥陀ヶ池へと向かう途中には、こんな雪渓がありました。
傾斜は緩いので、滑り降りて楽しみました。
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弥陀ヶ池からは往路と同じコースを歩いて菅沼へ戻りますが、下りでのスリップを考慮して、アイゼンを着用することにしました。もちろん、ポールはピッケルに持ち替えます。
データ
距 離 :往復約11キロメートル
所要時間:7時間(休憩含まず)
標高差 :約1200メートル
交 通 :菅沼へはマイカー以外に交通手段がありません。
見 所 :弥陀ヶ池、頂上からの雄大な眺め、五色沼

コースマップ(約100キロバイト)

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